「色の言語」を伝えること – 季刊情報誌ing vol.38より

平成25年の夏、8年ぶりに東京へ戻ってきた。これまで、子供の出産、転居など目まぐるしい環境の変化のなかで私は無我夢中で生きてきた。

東京から離れていたために、色彩NPO JCNAの活動も出来ず、色の言語もしだいに忘れていく。辛くてもどかしい時期だった。

ある時、色彩NPO JCNA須貝理事長に私の近況報告をさせていただいた事をきっかけに、メールのやり取りをさせていただいた。メールの内容は、当時の現状を綴ったものや育児の楽しさや難しさについてなどと、主に悩み事が多かったと思う。そんな私を励ます理事長からのメッセージは、すべて「色」へと繋がっていた。その時、私はその「色の言語」に励まされ、癒され、希望へと導かれていることに初めて気づかされた。まさに色彩ピア カウンセリングの「実体験」をしたのである。
私はこの実体験に基づき、色彩ピアカウンセラーとして自分ができることは何かと考えてみた。

色彩ピアカウンセラーの役割の1つとして、心の色の言語を分かりやすく伝えることではないかと思う。

例えば、相手の方の持つ心の色が明確な単色でない場合、様々な色が心の中で混ざり合って、自分自身を見つけられないでいるとき、我々がその心のプリズムに光を当て、色の言語を一緒に見つけていくことではないかと思う。心の色はその人自身のメッセージであり、第三者が与えることでもジャッジすることでもないからである。

これからまた念願だった色彩NPO JCNAでお手伝いをさせていただくことになった。混ざり合った心の色の声を伝えることができたらと、気持ちを新たにしている。

色彩ピアカウンセラー 栗岡晶子

須貝理事長より

これから、色彩NPO JCNAの季刊誌「ing」編集委員として、編集長の木村妙子さんと共に活動することになりました。 会員の皆さん、栗岡さんに原稿をお寄せください。